今読んでる本(「人生に生きる価値はない」中島義道著 何という題名!)に、
いじめの原因は、「みんな一緒主義」とのこと。
他の言い方で「協調性偏愛主義」
「自己中嫌悪主義」、「形だけ平穏主義」と。
なるほどと思った。
みんな一緒主義を実行出来ない者は異常者扱い。
みんなが愉快に遊んでいるとき、愉快に感じないのは病気。
だから治療しなければならないのである。
それができないと猛烈に迫害される。
だが大人になってから、これは妄想だと明晰に分かった。
「昔はみんなもっと協調性があって他人に対して思いやりがあった」というバカ評論家〜。
いじめは協調性の欠如から生ずるのではない。協調性の欠如を非難する態度から生ずるのである。
協調性の弊害を全く念頭に置かず、そこから逸脱する行為を「わがまま」と言って切り捨てる大人こそ、いじめの根本原因〜。